個人塾をデザインする③~指導形式の明確化(1)~
こんにちは。
個人塾起業の専門家
宮本一誠です。
学習塾を創っていくにあたって、
<指導形式><指導内容>
に分けて考えていく必要があります。
今回は指導形式について書いていきます。
ご存じの方が多いかとは思いますが、塾の指導形式は、
集団指導型と個別指導型に分けられることはあります。
以下に、それぞれの特徴についてまとめた上で、
「学習塾を創る」という経営者の目線から
私の考えを書いていきたいと思います。
●集団指導型
集団指導型は、共通の目的から逆算されたカリキュラムのもと、
講師がクラスの全員に対して一斉に指導する形式をとります。
毎週決まった時間に教科別の授業が組まれているので、
年間をとおして一定のペースで授業が進みます。
<メリット>
・入試から逆算してつくられたカリキュラムに合わせて進むため、
授業についていければ、学力を大きく伸ばすことができる。
・同じ目標に向かって努力するライバルと切磋琢磨することで、
生徒の「やる気」につながる。
<デメリット>
・授業を欠席した場合に、授業カリキュラムに追いつくのが大変。
・理解が追いつかなかったり、逆に物足りないことがある。
・どうしても生徒全員に目が行き届かないことがある。
●個別指導型
個人指導型は、個別の弱点や問題点を解決を目的とし、
生徒のペースやレベルに合わせながら指導をする形式です。
生徒に合わせて柔軟に授業時間を選択できるので、
部活や家庭の事情にも合わせることができます。
<メリット>
・生徒の学力・学習進度を考慮し、授業を進めることができる。
・分かるまで丁寧に教えてもらえ、質問なども行いやすい。
・授業に付いていけない心配なく、着実に身に付けられる。
<デメリット>
・緊張感の欠如や講師との馴れ合い的感情が生まれやすい
・生徒のペースに合わせるので、目標到達点が下がりやすい。
・レベル高い講師でなければ務まらない集団授業型と違い、
アルバイトでも対応可能なので、講師の質にバラつきがある。
ここまでは指導形式別にその特徴を書いてきました。
どちらかというと、消費者目線の内容だったかと思います。
次の記事では、学習塾を経営者として捉えたときに見えてくる、
指導形式に焦点を当てた私なりの意見を書いていきます。
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